1025640~01.jpg


介護認定が出た後に利用を始める介護サービスの

一つとして、ショートステイがあげられますが

(いきなりではありますが、うちの場合必要に迫られたので(^^;)

今回はそのショートステイで負担を安く出来る方法について

触れたいと思います。


その名も『介護保険負担限度額認定』です。



介護保険負担限度額認定とは何か?



このちょっと長ったらしい名の介護保険負担限度額認定ですが

これはざっくり言いますと、ショートステイや

特定の施設に入所する場合に、食費と居住費が安くなる制度です。


はぁ?し、食費?き、居住費ぃ?

と、始めは何じゃそりゃ状態ですが(^^;

話しをよく聞くと、朝昼晩のお食事代とお部屋代のことでした。


つまり、ショートステイの場合も施設入所の場合も

必ず食費と居住費がかかるわけなのです。

そして実は、施設入所となるとその金額は毎日加算となるので結構巨大[exclamation]

これが安くなるのとならないのでは

1年間の支払額はかなり違ってきちゃいます[がく~(落胆した顔)]

なので出来ることなら取っておきたいものです[exclamation][exclamation]


ところでこの負担限度額ですが、中身は3つに別れていて

第一段階、第二段階、第三段階となっており、

第一から順に高くなっていきます。


ちなみに一番安い第一段階とは主に生活保護受給者の事で

普通には当てはまることは無いかなぁ。。

なので第二か第三になるのが一般的だと思います。


で、その第二と第三の違いですが、年間の収入によって決まりまして

年金収入と年金以外の所得の合計が80万円を基準に

超えれば第三、80万円以外であれば第二となるようです。


そしてその年金ですが、どうやら障害年金や遺墨年金など

いわゆる非課税年金も計算対象になるようですが、

軍事恩給等は対象外のようです。



医療保険の負担限度額認定との違い



ところで、この介護保険負担限度額認定ですが、

実は医療保険にも同じような名前のものがあります。

でも、根本的に違うので注意しましょう。


と言うのは、医療保険の負担限度額認定とは、

保険診療の自己負担額が基準額を超えると高額医療費として

戻って来るものがあり、それを前もって差し引いて支払いできる

つまりは高額医療費の先渡し的なものなのです。


なので、仮に医療の限度額申請をしていなくても  

結局は戻って来るものなので、忘れても問題ないのですが、


介護保険の負担限度額認定は、その認定証が無いと

安くはならないものであり、認定無しに支払った食費と居住費は

高額になったからと言って戻って来るものではありません。


すなわち、権利を持っているのに申請をしなければ

ただ損をするだけとなるものなのです。

そこは注意しておきましょう。



介護保険負担限度額認定の条件とは?



さてこの介護保険負担限度額認定ですが、

申請がある以上条件というものが存在します。


まず一つ目が市町村民税が非課税の『世帯』ということです。

つまり、対象者本人だけが非課税であっても

他の家族、例えば息子が仕事をしていて、市町村民税

つまりは住民税を支払っている場合には該当になりません。


そして二つ目の条件ですが、これは総資産額が基準額以外てあること、

具体的には、配偶者がいなければ本人の資産が1000万円以下。

配偶者が生きていれは2000万円以下というのが基準です。


この資産には、銀行などの預金のほか、株などの有価証券類、

現金、そして借金も入るようですが、不動産は入らないようです。



介護保険負担限度額認定の裏話し・・・



さて、通常この条件をクリアできない場合は

申請しても却下となりますが、

もしかしたらクリアできるかも?という方法もあります。


ここから先はあくまでも参考情報なので、

行う場合は必ず再度調べて、何が有利か不利かも理解したうえで

自己責任で行ってください、必ず[exclamation]


その方法とは、世帯分離です。

ただし、本人とその配偶者が住民税非課税であるというのは

必須ですのでそこは絶対に確認しましょう。

夫婦の場合は世帯を分離できませんし、

仮に現住所を変えても戸籍で追いかけて行くので逃げられません。


が、DV被害者であるか、公的に行方不明者である場合には

夫婦とはみないようなので、それに該当する方は

よく覚えておいてください。


次には、預貯金額ですが、もし、1千万円を超えていた場合、

急激な減少は目立ちますので注意しましょうね。


それと、現金の場合は特に通帳のような写しは

必要としないので・・・


自治体によっては細かく調べるところもあり、

また受け取ったら特に調査もせずに添付した資料だけで判断

なんて優しい自治体もあるようなので

ある意味当たり外れありかもしれませんね(-.-)



介護保険負担限度額認定の申請に必要なもの



前段で申し上げてしまいましたが、

認定申請に必要なものは、1000万円以下の

資産の写しだそうです。

何か以上ならわかりますが以下なら必要ないと

思っちゃいますので不思議ですよね。


それと申請書、資産調査の為の同意書、認めの印鑑

自治体によっては本人以外の申請の場合委任状、

申請者の写真付きの身分証が必要だったりするので

申請前に必ず電話等で確認してから出かけましょうね。



認定結果の通知受理までの期間



こればかりは自治体によっては様々でしょうね。

もしかするとその場で発行してくれるところもあるかもしれませんし、

10日くらいかかるところもあるかもしれません。

まあ申請したときにどのくらいかかるか聞いておきましょう。

ちなみにうちの場合は4日で届きましたので助かりました。


届いた介護保険負担限度額認定証はケアマネージャーさんか

入所する施設等に必ず持参して見せましょうね。

そうしないと安くなりませんので。


以上今回は取り急ぎ必要だった介護保険負担限度額認定について

裏側の話しも織り交ぜながらまとめましたので、

ご参考になれば幸いです。

スポンサードリンク




 カテゴリ

 タグ