親子距離
抱っこの回数に
比例する?
まあ最近ではだいぶ少なくなった感じはしますが、
よく子どもを連れて歩いたり買い物をしたりしていると、
子育てを終わったような方が時々声をかけてくれます。
まあ、それはそれで良いのですが、
時おり『
何でそんなことを』と思うような
アドバイスを
してくる事があり、困ってしまいます。
そんな中で、昔から良く言われている事に
子どもをいつまでも(成長しても)抱っこしていると
『
抱き癖』がついてしまうから気を付けたほうがいい
という言い方があります。
はてこの抱き癖という言葉、なんか古臭いような気がするのですが、
そもそも抱き癖って何なの?
と、少し調べてみたら、なぁんだ赤ちゃんの事だったんだ。。。
でも、よくよく見てみると赤ちゃんだけではなくて
ある程度成長しても抱っこの要求はあるわけだし、
そもそももう既に3才の我が子、まだまだ抱っこの要求は続きそうです(^^;
なので、やはり抱き癖という点ではもうついているのかもしれませんね。
ただ、やはり抱き癖という言葉にはどうにも納得がいかないのです。
つまり、子どもは元来親にあよっていきて生きていく存在。
であれば自分の存在をアピールするうえでも
『
抱っこ』の要求は当然の摂理なのではないかと思うのです。
なのに、親が面倒くさいから、忙しくて相手できないからと言って
又は昔、子どもの数が多かった時代に、なるべく親離れを早めようとして
そんな言葉が生まれたのではないかと推測するのです。
ちなみに、理屈としては抱っこしてもらえるというクセがつくと
いつまでも親に頼ってばかりの自立できない子供に育ってしまう
という言い方が一般的なようですが、
では、子供目線に立って、抱っこして欲しい子どもの気持ちを推測すると
まあ、「疲れた」「歩きたくない」というのもあるかもしれませんが、
『
甘えたい』という気持ちも大きいのではないかと思うのです。
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さて、この『
甘え』を良くないと判断すれば
これは抱っこをしては良くないという結論になってしまいますが、
そもそも例え赤ちゃんではない3才児にしても、
まだまだ我々のような大人のしっかりした考え方などは出来るはずもなく、
ましては、世間の考えなんてどうでもよい事。
自分がただ抱っこしてもらえばそれでいい、そんな単純な考え方しかできない
まだまだ成長過渡期の子どもに、
ほらもう赤ちゃんじゃないんだから!
ちゃんと自分で立って!歩いて!
抱っこなんかしないよ!
はあまりにつけ放し過ぎなのではないかと思うのです。
そもそも親子の間にはスキンシップが足りないなどと言っているのに
そのスキンシップの一番初期のものである
『
抱っこ』を拒否するというのはいかがなものかと。
そんなことを考えると、やはり子供が抱っこを求めてくる間は
時間と身体的な理由がなければいつまでも応じてあげたいと思うのです。
だいたい小学生になってもまだ抱っこという子どもは(たぶん)いないはず。
ある程度の年齢に達すると、もっとお兄ちゃんお姉ちゃんになりたい願望で、
自然と抱っこからは離れていくはず。
ただ、それも充分に抱っこをしてあげていた場合だと思うのです。
逆に小さいころから抱っこしてもらえずに、
他の子の抱っこを羨ましく眺めていた子は、
もしかするといつまでもその欲求を処理できずに
大人になっていくのかもしれません。
まあ、これは私の自論ではありますが、
そういう事を考えると、この超成長期であり、悪魔と言われる3才児、
この時期の子どもの要望にはかなり気を使う必要があると思います。
全部の要求を聞くことは確かに良くはないとは思いますが、
将来にわたって子どもとの円滑なコミュニケーションを築きたいと思うのであれば、
『
ある程度』だと少なくなってしまうので『
かなりの程度』の
子どもの要求を聞いてあげたほうが良いのではないかと思います。
そんなわけで、今日も『抱っこ』と『グルグル』頑張りましたよ~
まあ、少なくても遊びの要求は時間と体力が許せば
必ず聞いてあげましょうね
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