介護保険
知らねば損する
こと多し
今までに何度かお知らせしてきました介護保険ですが
ただ介護の認定をもらっただけでは
というか、新たに別の申請をしないと受けられない
そんなものも存在します。
実は介護保険を利用した介護サービスには
いろいろありますが、
短期入所、いわゆるショートステイや
施設に入所してしまう場合に、
支払うことになる居住費や食費に関しては、
基本的には介護保険適応にはならないのです。
つまり、契約した金額は全額自己負担となるのです。
ところが一定要件を満たす場合には、
申請をすることによって
介護保険の恩恵を受けることが出来るようになるのです。
その要件とは、次のとおりです。
○利用する施設がその対象施設であること
○世帯全員が住民税非課税であること
○(別世帯の)配偶者も非課税であること
○所有資産(預貯金等)の合計額が
単身者であれば1000万円未満、
夫婦存命であれば合計2000万円未満であること
この場合、夫婦は別世帯であっても
勝手に追いかけられて見つけられてしまいますが、
兄弟等は関係ありませんので、
課税となってしまっている兄弟が同じ世帯にいたときは
世帯を分離してしまうことで
要件を満たすことになるかもしれませんね。
スポンサードリンク
申請の時に必要なものは、次のとおりです
○申請書(自治体にあります)
○同意書(自治体にあります)
具体的には資産調査をすることに同意するという事です
○印鑑(認印でOK)
○単身者であればその人の夫婦存命であれば二人分の
名義の全部の預金通帳や有価証券の写し。
最新の残高と流れを見るようなので、
名前や口座番号のあるページと残高のページの
両方が必要なのではないかと思います。
(直近3ヶ月程度の履歴も見られるので
記帳してからコピーした方が良いと思います)
※自治体によってはコピーしてくれるところもあるようなので
まず電話で確認してからにしましょう。
もしかするとコピー代が浮くかもしれません
基本的にはこんな感じですが、
申請は自治体によって若干異なる点もありますので
必ず確認しましょうね。
なお、この認定申請が認められた場合には、
所得や収入に応じて、減額してもらえる金額が
3段回のうちいずれかに該当する旨の
『認定証』が交付されます。
ところでどの程度のお得感かあるのか?ですが、
食費に関しては、およそ半額~1/4以下に
居住費に関しては利用する部屋によってかなり変わりますが
およそ8割~無料となります。
まあ無料となるのは、個室ではない
他人と同居の多床室というもので、
しかも一番低い所得と見なされた場合です。
一日当たりで見ると、たかだか数百円ですが
つもり積もると大きいですよね
実はこの申請、申請日の月初までしか遡ってくれないようなので
要件に合う場合には早めに申請しましょうね。
スポンサードリンク
しゅわっちさん
介護保険はまったく気にしていませんでしたが、結構大きい味方になってくれますね。ただし程度にもよりますが、妻が要介護になった場合は、施設に入れてしまうか、自力で頑張るかですが・・・その選択肢が作れるぐらいの老後の貯蓄が必須であります。ただし、住宅ローンと違うので、具体的にどれだけ必要になるのかわからないのが悩ましいです。
もう、老後を考えなければならない年齢に差し掛かかりました。理解できるうちに、税法・年金の勉強をしておこうかなと思いつつ、買った本を開けることなく1年過ぎてしまいました。勉強始めます!
しゅわっちさん
私も肉親の介護で相当詳しいつもりでしたが、いつも勉強になります。
この負担限度額について、昨年だったか要件が変更されて使えなくなった覚えがあります。
私の住む自治体では対象世帯には申請手続きが案内されてくるので、毎年チェックはできていますが、
度々改定される制度変更で思わぬ計算違いが生じることもあります。
しばらく忘れていましたが、たゆまぬ勉強ですね。。
大型中年さん、コメントをいただきありがとうございます。
正直夫婦介護は愛情面ではとても喜ばしいのですが、
次第に症状が重くなってきたときにお互いが辛くなるので
どの段階でどうするかを予め決めておく必要があると
考えております。
予算に関してですが出来れば個室が望ましいのですが
もう完全にボケてしまったならば有無をいわさず
(施設側の判断もありますが)相部屋に移動することも
始めから相談して決めておくことが必要かも、です。
今後ますます多くなる要介護者人数に対応するため
保険の利く施設には重い介護度の人しか入れなくなってきているので
早めの対策も必要となっており、考えると頭が痛い問題です。
それに私にはまだ介護を要する人間と親が一人いるので
果たして今後はどうなることやらですが、
基本は負担の少ない施設と思ってはおります。
こられからますますの高齢化社会、
我が身としては出来れば介護される前に逝きたいところです。
そうそう介護の勉強ですが、ますますの高齢化社会に
始めから対応はしてはいないので、
短期間でこれからもどんどん変わっていくことが予想されます。
その時になって慌てないように、騙されないように
少しずつ勉強は続けていることが得策と思います。
まいくさん、コメントをいただきありがとうございます。
ますます増える要介護者に対応すべく介護保険は今後も毎年のように
門戸を狭めていくことが予想されます。
なので、世帯分離などで対処できる部分は大いに使って
なるべく恩恵を受ける手立てを知っていることが大事ですよねぇ。
この負担限度額についても、昨年から資産状況を確認するようになり
今年からは非課税年金まで見て算定するとか。。
次はどんな変更があるのでしょうね。。。
わお~、私も明後日分の下書きで同じ記事を書きました。
税金など引かれるものは自動的
返してもらうものは申請要
知らないと損をすることがいっぱいですね
ようこくんさん、コメントをいただきありがとうございます。
というか、すみません先取りしてしまったようで・・・(^^;
でもまあ切り口が違うようなので楽しみにしています♪
だいたい年金天引きってほぼ強制ですよね!?
そもそも年金自体も強制だというのに、
もらうときには勝手に減らされて、税金まで掛けられて
挙げ句に強制天引きですからね( `д´)
去年母が亡くなるまで介護保険は1年ほど利用しましたが、知って申請するしないでは、ずいぶん変わってくるんですね。
HIDEeさん、コメントをいただきありがとうございます。
そうなんですよね、悲しいかなこの介護保険に限らず、
自治体独自の補助金などもそうですが、
本当に知らないと損をすることが多くて
悲しいというより悔しくもなります。
実は妻の母も約1年利用して他界しましたが
その時にもっと知っていたならと悔やまれます。
ただ現実には変わりゆく制度がほとんどなので
とにかく遅れないように情報収集頑張っていきたいと思います!