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驚いて 叱っておっと またやった


子どもに対して、『怒る』事と『叱る』事の違いについては

以前の記事 でも取り上げましたが、


子どもにとっては、親の意識も大事ではありますが

どちらかというと、その勢いの違いで心に刻まれるようです。


つまり、いくら怒った意識で注意しても、

その言動が優しいようであれば、さほど伝わらないし、


激しい口調になると、例え『叱って』いても、

怖い』という意識が刻み込まれます。


もちろん、その子供の感受性も影響しますので、

いつも申し上げているように、


基本は、何事も子供の反応を見ながら、

という事にはなります。


ところで、この『叱る』タイミングについてですが、

ここで取り上げる『タイミング』とは、


子どもが何かをしでかしてしまった時に

叱る『タイミング』ではなくて、


果たして、赤ちゃんから成長して行くうえで

どの段階で『叱り』始めたらよいのだろう?

という事です。


もちろん、これは我が家の『自論』ですので

予めご了承願います。


結論から申し上げますと、

なるべく早くから始めたほうが良い

と感じます。


その理由は、

それまで何も言われずにしていたことを


ある日を境に『ダメ』と言われてしまっては、

子どもが困惑してしまうからです。


つまり、ダメという事は

その事をし始めた時から徐々に伝えておくべきである

という事です。


ただし、始めから強い口調で言ってしまっては

子どもが委縮してしまうので、


およそイヤイヤ期に入る前までは、

なるべく諭すように優しく心がけたほうが

良いのではないかと思います。


残念ながら、我が家の場合は、

その前、具体的には1歳を過ぎたあたりから、


一時的な抵抗期に入り、

その時に既に言動を強め始めてしまったのでした。


その結果、思ってもいなかった『謝りぐせ』がついてしまい、

親が怒ったような表情やこわばった表情のままでいると


子どもが親の心境を察知して、すぐに

ごめんなさい』というようになってしまいました。


もちろんそれは、それまでに親が叱るときに

もうやっちゃダメだよ!『ごめんなさいは?!

と繰り返し言っていたからの結果ではあります。

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ただ、だからと言って、『叱らない』ままに

放置していいわけでもありません。


また、意識もないままに、

ただ言っているだけでもいけません。


その理由は、いずれの場合も、

子どもが行っている行動はやっても大丈夫だ[るんるん]

という認識が植え付けられてしまうからです。


つまり、そもそもは自意識が芽生え始めた頃は、

子どもの頭の中は、自分中心の世界となっており、


それがダメだと言われても理解できないからです。

よく、親が悲しむ事で抑制させましょう

という話を聞きますが、


果たして、そのような事で言うことを聞く子供は

少数派なのではないかと思うくらいに、

見かける子供はみな言うことを聞かないように思えます。


それに、人が悲しむ事で自分の行動を抑制するとすると

将来、悲しんでいる(ように見える)人に騙されかねません。


なので、基本は

子どもが理解している、いないにかかわらず


その理由を子供に告げて叱る

これが基本だと思います。


子どもは、親が『これはまだ理解できないだろう』

と思うことを、実は脳に『インプット』しておき、


理解できる能力を身に付けたときに

『インプット』しておいた情報を『アウトプット』する


そう理解しておいた方が、

子どもの成長に驚く、というより慌てなくてすみます。


なので、『叱る時期』はなるべく早く

初めのうちは優しくさとし、


イヤイヤ期の時期からトーンをあげる。

そして、叱るときには必ず理由も告げる。


そうすれば、子どもを公共の場で遊ばせている時に

他人の親から白い目で見られる確率は

低くなると思います。

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